具合を悪くするぐらいなら、お盆に墓参りしないという選択もアリだと思う

連休3日目の8月14日は、母と二人で朝から墓参りに行ってきましたよ。

10時過ぎに家を出てホームセンターで花と塔婆を購入。シーズンだけあってか花はかなり少なくなっていて、1束980円する高い花しか残っていなかったのがアレ。

豪華さを出すためなんだろうけど、なんか細い竹の先っちょにすすきみたいなふわふわしたものが差してあってなんだかなという感じ。花農家の人も色々考えますわね。

狭い墓所も警備員さんが誘導してくれたら楽々だね。15日を過ぎるといなくなっちゃうんだけど。

まずは近場のお墓から。山の急斜面にある霊園なので道が狭くてドライバー泣かせ。だけどお盆だけあって警備員さんが配置されていて、適宜誘導してくれたのでスムースに車を停められた。例年は16日とか17日といった遅い時期に行くので、警備員さんはいないのよね…。

花立の水を捨てて、新しい水を注ぐ。毎年思うんだけど、花立の古くなった水の匂いはかなり強烈。腐ってぬるぬるになった茎を捨てたり、悪くなった花や枯れた葉っぱをむしったり、色々と手間がかかる。

新鮮な水の入った花立に、買ってきたばかりの花を立てる。竹とすすきの存在感がすごい。次にお墓の周りの草むしりと落ち葉拾い。そして墓石を水で清めたら、お線香をあげてお祈りしておしまい。

墓所からの景色。瀬戸内海はこの日も穏やかでした。

お参りを終えて、写真を一枚。お墓で写真を撮るのはどうかと思ったけど、ここからの眺めは素晴らしい。あとから来た家族連れも「そうだ!写真撮ろう撮ろう!」と言ってたから、大丈夫だろう。何が大丈夫なのかよくわからないけど。

建物群にズームでむにーっと寄ってみたけど、霞がかっていていまいちパリッとした画にはならなかった。

車に乗り込み、次の墓所へ。

墓所の池で生まれ育っている金魚さんかわいいー!…って一匹だけやたらとデカイやつがいるぞ!

こちらも山の急斜面に作られた墓所。小さな池がいくつかあって、金魚やメダカが飼育されているのが微笑ましい。

「この池で生まれて育っています。」というほのぼのとした立て札がありましたわよ。

水面の反射が酷くてカメラ泣かせだけど、金魚の様子をぽんぽんっとな。

…ってかキミ、でかいな?! 本当にこの池で生まれたのか…?

寝不足の母が車酔いで体調を崩す。子としては気が気じゃなくてパニック寸前。ゆっくり墓参りしてる場合じゃねえ!

とまあここまでは順調だったんですけどね、問題は次の墓所でした。車で片道30分ほどかかる場所にあって、バイパスやら細い道やらを抜けないといけなくて。向かっている途中に母の具合が悪くなってしまったんですよ。

なんとか墓所にはついたものの、具合の悪さから車の中で戻してしまいましてね。聞けば前日にほとんど寝られなかったと言うじゃありませんか。ダメだよ…寝不足で遠出したら。ただでさえ高齢者なんだから、体調には本当に気をつけて欲しい。親がそんなことでは、子は心配で気が気じゃないよ…。

私はすぐに帰ろうと提案したんだけど、ここまで来たんだから代わりに行ってきてくれと言われましてね。車内でしばらく様子を見ていたんだけど、意識はしっかりしているらしい。それなら仕方ない…と冷房を効かせた車の中で母を待たせて、大急ぎで墓所を駆け上がることですよ。

子孫の具合を悪くさせるなんて、それでもご先祖様なの!?…まあ八つ当たりなんですけどね。

お墓に向かいながらあたしゃ怒ってました。子孫を墓に来させておきながら具合を悪くさせるなんて、ろくな先祖じゃないなって。

まあご先祖様からすれば「いやそんなこと言われても…寝不足で具合が悪くなったのはそっちだし…」ってことなんでしょうけど、その時のあたしは本当に怒っていた。

生きている人間が具合を悪くしてまで墓参りをする必要はない!

そう思いながら石段を駆け上がり、持ってきていた花を花立にぶすっと半ば強引に差し込み、塔婆を置いてお参り終わり!もちろん水なんてものは持って上がりませんでした。いま車の中で母親が具合を悪くしているのに、ゆっくり墓参りなんかしている時間はない!

死んだ人間よりも、生きている人間が優先なんだよ!!

あまりの早さをいぶかしむ母。いやいや、あなたが心配でそれどころじゃありませんから。さあ帰りますよ。

急いで車に戻ると、母は「早い…いくらなんでも早すぎる…」と言うんですが、いやいやそりゃあんたが具合を悪くしているからでしょう。あたしゃもうパニックになりそうなところをかろうじて踏みとどまってるんだよ。一秒でも早く帰ってあんたを休ませたいんだよ。

まあそのあとはまっすぐ家に帰り、母を寝かせて休ませました。どうやら熱中症ではなくただの車酔いだったようで、しばらく休んでいる内によくなったので胸をなでおろしたんですけどね。

もうお盆に無理をして墓参りをしなくてもいいんじゃないか。そんな時代は終わったと思うんだよ。生きている人間のことを第一に考えるべきだ。

しかし腹が立つのがこの墓参りというシステムですよ。なんでよりによってこのクソ暑いさなか、わざわざ遠方まで出かけなくちゃいけないんでしょうか。

そりゃ昔はみんな生まれ育った土地で往生して墓に入ったんだろうから、歩いていける場所にお墓があったんでしょう。それならこの時期にお墓参りをするのもわからなくはないですよ。

でも今はそんな時代じゃないでしょう。親戚の墓どころか親の墓までもが、いま住んでいるところから遠く離れたところにあるというケースも多くあるでしょう。

だったらもう、このお盆の時期にお墓参りをするという風習も見直したらいいんじゃないですか。そりゃ親の墓にはお参りしたいと思うかもしれないけど、遠方の親戚のお墓とかはもういいじゃない。

「塔婆を立てていないとどこそこの誰それがお参りしていないと思われる」とかもういいんですよ。そんなことのために体調を崩す必要なんかない。下手したら熱中症で死にますよ。

お願いだから、無茶な墓参りはもうやめて。

お盆に墓参りなんかしなくてもいいじゃない。

来年は母を置いて私一人で行ってこようと思います。



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