僅かな割増賃金と引き換えに夜の工場で命を削る

製造業は交代勤務をしてこその賃金体系ではあるが、夜勤はやはり心身に堪える。寝不足なのだ。昼に寝られないのだ。床につくのが早くても、二、三時間ごとに目が覚める。中途採用な上に中途覚醒。いろいろと中途半端な人生になっている。参ったねこりゃ。

特にこれからの季節は冬の寒さが加わるので、状況は更に悪くなる。フロアにエアコンを整備するという噂もどこやらに消えた。築ウン十年の、安普請かつ耐震基準が疑わしい建屋を隙間風が通り抜ける。

それに乗って漂ってくるのは、同僚の体臭。冬なのに夏と同程度に芳しい。体質の問題なのだろうから何も言えない、何も言わない。ただ耐えるのみである。

とはいえ誇張なしに気分が悪くなるほどの臭いなので、工業用フィルターが織り込まれた防臭マスクを買ってみることにした。山口県の縫製会社が作っているようだ。現物が届いたらレビューしたい。

出勤前にメールをチェックすると、セントラル短資 FX から約定のお知らせが 2 件。南アフリカランド/円で買 7.200 と買 7.000 で立てておいた指値が通ったようだ。

これで建玉は買が 3 枚、30,000 通貨。買スワップは 4 円まで落ちているから、積極的に売買差益を狙っていきたい。少し前までは 7 円だったのに。スワップ派としては残念だ。

ランドが下げている理由は、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が見つかったというニュースが出たから。ワクチンが効きづらい株である可能性があるという。今のところ確認された感染者数はわずかとのことだが、今後の行方しだいではランドは更に値を下げそうだ。

5.000 まで下がっても問題ないレバレッジにしているので、そこまで下がらないとは思うが 6.000 に指値を出して様子を見ることにする。

しかし常々思うのは、つみたて NISA の年間枠 40 万円を使い切っていないのに FX をやることの意味。枠を余らせているのに FX をやるのなら、つみたて NISA の利回りを超える成績を出さないと意味がない。最低でも年利 5 %は超えていかないと。

…などと考えているうちに夜勤が終わった。製造業の現場では、身体は仕事をしつつも頭は別のことを考えていると時間が早く経つ。目に見える景色のことしか考えられない人には苦痛かもしれない。

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