再び水筒を職場に持って行くようになって1ヶ月が経ったので、メリットとデメリットをなんとなくまとめてみます。
自動販売機を使わないので節約になる
一番のメリットはやはり節約効果。日に4回ある休憩で毎回缶コーヒーを買っていたら、1缶100円で1日あたり400円、月に22日働くとしたら8,800円になっちゃう。
うちの職場には100円自販機があるからまだしも、併設されているちょっとお高いコカコーラの自販機だと1缶130円。こっちばかり飲んでいると日に520円、月に11,400円にもなってしまう。1万円超えはさすがにね…。
一方でコーヒースティックとウォーターサーバーのお湯を使って自分の水筒でコーヒーを作れば、1回あたり20円。だいたいスティック8本入りが160円ぐらいですからね。1日あたり80円、月あたり1,760円。ちょっと下の表にまとめてみましょうか。
1回あたり | 1日あたり | 1月あたり | |
100円自販機 | 100 | 400 | 8,800 |
130円自販機 | 130 | 520 | 11,400 |
スティック | 20 | 80 | 1,760 |
※1日4回飲んで、月に22日勤務すると仮定。
スティックの圧倒的お得感。スティックを使うと、それぞれの値段の自販機に対してどれぐらいお得なのかを表にしてみましょう。
1回あたり | 1日あたり | 1月あたり | |
対100円自販機 | 80 | 320 | 7,040 |
対130円自販機 | 110 | 440 | 9,660 |
100円自販機に対しては月に7,040円、130円自販機では9,660円もお得になることがわかりました。これって何気に結構な金額ですね。自販機を使うのをやめて水筒とコーヒースティックを持っていくだけでこれだけのお金が浮くのがすごい。
私が飲んでいるブレンディスティックはAmazonでも売られていて、2017年2月26日現在の価格は30本入りで525円。なかなかお値打ちですね。送料が無料になる2,000円にちょっと足りないなーなんてときにどうぞ。
フタができる
メリットその2としては、たとえ1回で飲みきれなかったとしてもフタをして置いておけるところ。
トイレが長引いたり同僚との話が盛り上がったりしてなかなかコーヒーが減らないまま休憩が終わってしまうと、缶コーヒーだと置いておけないので無理して一気飲みして片付けてしまうことがよくあったんですよね。そしてそのあとお腹が痛くなってきて青い顔をしながら働くっていうね…何をやってんだって感じですけど。
その点水筒なら、フタをして次の休憩にまた飲めばいいだけですからね。
冷めにくい
水筒といえば断熱技術に優れたサーモスというブランドが有名ですが、私が使っているのはホームセンターで買った680円のショップオリジナルブランドの水筒です。これでもまあそれなりには保温できるんですよね。
さすがに10時に入れたコーヒーを12時に飲むとヌルくはなっているんですけど、30分やそこいらなら余裕でホットなままキープできます。休憩中に入れておいて、仕事の空き時間にちょちょいとすするのには最適。むしろ熱すぎて飲めないレベルですからね。
缶コーヒーだと…買った直後からどんどん冷めていきますからねえ…。冬場だと10分の休憩の間に冷たくなってしまうこともしばしば。やっぱりコーヒーは温かいものを飲みたいですからね。
…と、ここまでメリットを見てきました。続いてデメリットです。
洗うのが面倒くさい
水筒のお手入れですが、面倒でも毎日洗ったほうがいいです。水ですすぐだけで終わりーなんてやっていると匂いが取れませんし、最悪カビが繁殖します。直接口をつけて中身を飲むものですから、清潔な状態を維持したいものです。てか維持しないとお腹を壊したりします。
でもね、これが面倒くさいんですよねえ…。
まずはボトルの洗浄です。こういうボトル用ブラシをホームセンターで買ってきて、水筒の中に少量の水と食器洗剤を入れ、濡らしたブラシを突っ込んで上下に動かしたり底に当ててぐるぐる回したりしましょう。そのうちすごく泡立ってきたりしてちょっと楽しい。
ブラシの選び方ですが、上に貼り付けた商品のようにボトルの底面に当たる部分までしっかりスポンジなりブラシなりがついているものがおすすめです。というのも、側面はブラシを上下に動かすだけでこすれるので綺麗になるんですが、底面はブラシを突っ込んで押し当てながら回転させるように動かさないと汚れが落ちないんですよね。
去年の夏のことですが…冷たいお茶が飲みたくて大きめの水筒を持って行ってたんですよ。サントリーの烏龍茶と氷を入れてね。んで1日働いて帰ってきて、あー今日は疲れたし中身はお茶だったしサッとでいいやーって適当に洗ってたんです。
ところがある日、なんだか今日のお茶はへんな匂いがしたなーって日がありましてね。家に帰って水筒の中を覗き込んでみたら…底に黒いカビがポツポツと生えていました。ひいいい…今までこのカビが触れたお茶を飲んでいたのか…。
以来、水筒の底はこれでもかとしつこく洗って、洗い終わってすすいだら目視で汚れが落ちているかを確認するようになりました。確認は大切です…。
ボトルを洗い終わったら、フタとパッキンも洗ったほうがいいです。これは普通の食器洗いスポンジでも大丈夫ですが、細かい溝が多いので歯ブラシみたいなものでこするといいでしょう。パッキンも面倒でも外して洗ったほうがいいです。小さいので無くさないように気をつけながら、食器洗いスポンジで挟むようにして洗います。
フタとパッキンもボトルと同様に、洗い終わったらすすいで汚れが残っていないか確認します。パッキンは色素が残りやすいので、何度洗っても汚れが残っているように見えたりもしますが…まあそのときは気にしないようにしてます。
洗い終わったボトルとフタ・パッキンはふきんやキッチンペーパーの上に逆さまにして水切りをして、フタをして保管。水切りの時間ですが…本当はしっかり乾くまでやるべきなんでしょうけど、残業とかで遅い時間に帰ってくるとそう悠長なこともしていられないわけでして。私の場合は洗い終わったらキッチンペーパーにパンパン!と数回叩きつけるだけでフタを閉めちゃいます。まあ水筒の中には水が残っているんでしょうが…翌日に飲み物を入れる前にすすぐので大丈夫でしょう、たぶん。
毎日疲れた体で水筒を洗うこの面倒くささを乗り越えられるかが、自販機代を節約できるかどうかの鍵になっています。月7,000円のためならエンヤコラと頑張っています。
飲み物を作るのに時間がかかる
さらに水筒を使っていて不便だなーと感じるのは、自販機で買うよりも時間がかかるってことですかねー。休憩に入ったら水筒を持って休憩室に行き、ロッカーからコーヒースティックを出して水筒に入れる。そしてウォーターサーバーからお湯を注いでフタをして、ちょっとゆらゆらさせたりして粉を溶かして。スティックのゴミもどこやらに片付けないとな…あっもう10分休憩のうち3分経っちゃったよ…このあとトイレにも行かないといけないのに…みたいな。
その点、自販機はお金さえ入れればすぐにコーヒーが出てくる。圧倒的に早いんですよねえ。
お湯がないと使えない
当然といえば当然ですが、お湯がないと水筒でコーヒーを作ったりとかはできません。うちの会社には休憩室にウォーターサーバーが設置されていて冷水とお湯がすぐに汲めるので問題ないのですが、そういう環境の会社や学校ばかりではないでしょうからねえ…。
そういう場合はサーモスなどの断熱性に優れた水筒に、家で飲み物を入れていくといった工夫が必要になりそうです。
水筒を持ち運ぶのが意外と面倒
水筒だから大したことないだろうと思いがちなんですが、毎日毎日カバンの中に入れて持ち運ぶのは意外と面倒です。ついつい職場に忘れて帰ってしまうこともしばしば。出勤時・退勤時に水筒のことを常に頭の片隅に入れておかないといけません。
まあ習慣化できてしまえばどうということはないんですけどね。自宅でも職場でも、水筒の置き場はここ!と決めておいて出勤時・退勤時に確認するクセをつけるといい感じです。
夏場は自販機で冷たいジュースが欲しくなる
冬場は相手が温かい缶コーヒーなので水筒のほうに分があるのですが、夏場はね…自販機が冷たく冷やされたいろいろな種類のお茶・ジュース・コーヒーを提供しているのに対して水筒は家で入れていった飲み物…まあ夏場ならお茶でしょうか…と、ウォーターサーバーの冷水ですからね。ちょっと苦しい戦いになってしまいます。
対策としては、氷をできるだけ多く詰めて持っていくのと、氷用・飲み物運搬用と水筒を分けて持っていくぐらいですかねえ…。また夏場になったらいろいろ試して記事にしたいと思います。
まとめ
ここまで自販機をやめて水筒を持つことのメリット・デメリットを見てきましたが…月に7,000円も浮かせられるのなら多少の面倒くささはあっても水筒を使ったほうが絶対にいい!と私は思います。
手元に入ってくるお金を増やそうと思ったら転職をしたり副業を始めたりしなくてはいけません。中長期的にはそういう視点も大事ですが、まずは自分のできることでコツコツ節約していくことがより良い暮らしへの第一歩のような気がします。
アイキャッチ・記事中の画像について
アイキャッチ画像には、写真ACより木靴野郎さんの「自動販売機・つめた~い」をお借りしました。透明感のある写真でいかにもつめた〜い感が出ているいい写真ですね…!
続いて、本文の出だしにはイラストACよりキオさんの「貯金箱2」を使わせていただきました。家計簿など、お金が絡む記事ではいつもお借りしています。ありがたやありがたや。
さらにイラストACよりシキさんの「ウィルスのキャラクター」をお借りして、水筒の底にカビが生えていたという文章の生々しさを少し緩和してみました。かわいいイラストをありがとうございます。
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