歯医者で治療中にオエッとくる嘔吐反射。とてもストレスが溜まります。そのせいで通院が億劫になったりすることもありますね。
ベロの付け根あたりに器具や指が触れると起きてしまうこの嘔吐反射。歯医者に定期的に通っている私が試してみて、効果を感じた対策をここで紹介します。
鼻でゆっくり深く呼吸をする
まずは基本の呼吸法。口で息をしようとしてはいけません。鼻でゆっくり、大きく息をします。
口が開いている状態で鼻呼吸をするのはなかなか難しいんですが、意識をとにかく鼻に向けることです。家でも練習できるので、ベッドの上に横になった状態で口を開けて訓練しましょう。
腹筋に力を入れる
両脚を少し浮かせ気味にしたり、足の裏で床を掴むような感じにすると腹筋に力が入ります。これが嘔吐反射の軽減に効果大。
下半身には力を入れるけど上半身は脱力するのがコツです。特に顔や口まわり、舌、首、肩に力を入れないようにしてください。苦しいから力がはいるのはあるあるなんですが、ここで下半身、腹筋に意識を持っていくと苦痛がかなり軽減されます。
天突(てんとつ)というツボを押す
どうしても指や器具が下の付け根に当たる奥歯の抜歯前に試してみて効果的だったのがこれ。
喉仏の下、鎖骨の間のくぼんだところにある「天突」というツボを優しく押します。私は両手を重ねた中指でじんわりと、1回10秒ほどを4セットやってから抜歯に臨みました。効果ありです。
合谷(ごうこく)を押す
同じくツボです。掌の親指と人差指が合わさるところのぷっくりしたところにあるツボ「合谷」を押します。押すというよりモミモミともみほぐす感じ。ここは身体の疲労にも効くのでおすすめです。反対の手の親指と人差指で挟み込むように揉みましょう。
前日に睡眠をしっかりと取る
基本的なことですが、体調不良の状態で歯医者に行ってはいけません。
苦痛が増すだけです。風邪のときはもちろん、私は夜勤明けのときなんかも避けるようにしています。麻酔を使うことが多いのでどんな悪影響があるかわかりませんからね。
治すんだという強い意志
まあこれは精神論ですが…。
治療を受けることで歯が治るんだ、人生がより良い方向へ向かうんだという前向きな心を持つことも大事です。ただ「ああ嫌だなあ辛いなあ」と思うよりも苦痛が減ります。確実に減ります。
睡眠と腹筋、鼻呼吸、天突・合谷、前向きな心で良い治療を
以上、歯科治療時の嘔吐反射に悩む人の参考になれば幸いです。
以下に私が参考にしたサイトへのリンクを掲載しておきます。
上記2件、鎖骨の間のツボ「天突」についてです。
上記、歯科衛生士さん向けのマニュアルPDFですが、患者側としても参考になります。
上記2件、掌のツボ「合谷」についてです。
この記事のアイキャッチには、写真ACから「みんと。」さんの写真をお借りしました。
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